鈍すぎる想像

カワムラが雑念を綴る。仙台でthe wordというバンドで活動していたり、無差別ラジオというpodcastをやっております。

悩むな、書け 〜「書く習慣 / いしかわゆき」を読んで 〜

書く習慣 https://www.amazon.co.jp/dp/B09DSGR674/ref=cm_sw_r_cp_api_H8DS2XHXSMX7NXFPZY0Q

☆4

読むべきタイミングだったような本。いま一度書くことについて姿勢を正せた気がする。しかし、かしこまった風ではなく、等身大の語り口なので力まずに読めた。

 

ぼくは読書感想文が苦手だ。きっと要約する能力がもともとないし、それを鍛える努力を一切してこなかったからだろう。最近ブログを書いてるのは、ひたすら書くことを続けることで、書く能力を鍛えたいと思ったからだ。話すのも書くのも下手なまま30代もすぎていくのかと思うと情けなくて仕方がなくなる。

とりあえずアクションを起こそうとした。その一つが、ブログを書くこと。そして「書く習慣」を読むことだった。まさに書く習慣を体得しようと思っていた私にとっては、これ以上興味がそそられるタイトルはなかった。1日あれば読める分量だし、難しい内容ではないので、何か書くことに躊躇してる人にはおすすめです。ちなみにKindle Unlimitedに入っていれば無料で読めます。amazonの回し者ではありません。

 

以下、メモした言葉。もう少しあるけど長くなるので割愛。

書くことは最高のひとり遊び 

あきらめる言い訳を探している

完璧主義者は完璧を求める不完全な人

 

「書く」ことは最高のひとり遊び

書くことは、仕事にもなったり、気持ちを整理して新たな発見にもつながる。発信すれば、繋がりもできるかもしれない。書くことは、最強のツールだと、筆者は言う。

確かに、こんなにコストのかからない、しかも面白い(少なくとも僕には)ひとり遊びはない気がする。会話は、相手が必要だし。他にたのしいひとり遊びがあれば知りたいです。とりあえず今は思いつかない。

 

あきらめる言い訳を探している

これはなんだっけ…たしか文章を書くのに文才はいらないって話に出てきた言葉ですね。いわゆる上手ではない文章を書いて批判される理由はないので、どんどん書こう!みたいな話だった気がします。なので、才能がないからできないとか言うのはただあきらめる言い訳を探しているだけなんだという。

才能。扱いが難しい言葉だと思うのですが、僕は、自分で限界を決めないで向き合っていられることがあれば、それはそのことに対しては才能があることなのかと感じています。自分で限界を感じてしまったときに、人は「ああ、才能がなかったんだな」と思う気がします。なんかややこしい書き方ですね。すみません、精進します。

 

完璧主義者は完璧を求める不完全な人

自分自身、完璧主義的なところがあるので、ぐさりと刺さりました。でも、よくぞ言ってくれた!とも思いました。完璧を求めてしまっている時点で、負けというか、なんとも皮肉めいたことですが。人それぞれ完璧の形は違いますし、それぞれの中では、こだわりや美学とも言えるようなものですし。でも、自分の中の「完璧」を他人に強く求めてしまったら、それはこだわりではなくエゴというかわがままみたいに受け取られるのではないかと思いました。

 

いろいろ書きましたが、著者は本音で書けばいいんだよと、書いていました。おそらく。だれかの目線は一回気にせずとりあえず書いてみる。書いてみて、だめならだめと言われるし、もしかしたら褒められるかもしれない。どちらの反応もない私が言っても説得力ないですが、少なくともこのブログを読んでいらっしゃる方々にはブログを書いて欲しい。この欲求については、いつか書きたいと思います。

あんまりいい締め方じゃないけど、読書感想文シリーズ第一弾おわりです!ありがとうございました!